二百年の時を超えて

利用者さまご家族より、 ”つくばい” を寄贈していただきました。

ただのつくばいではありませんょ。なんと!二百年前のものになります。

家の解体作業で出てきたと仰っられていました。

二百年前といえば、時代はまだ徳川幕府なんですって!

私には皆目検討がつきません。

調べたところ、日本地図の伊能忠敬さんや解体新書の杉田玄白さんの頃らしいのです。

まるで教科書の世界観ですね。

 

話かわり、つくばいとは茶室の前にあり、お客さまが手を洗うものであるそうです。

あとは、日本庭園の景観にも使われたり。

よく見るものとしては、ししおどしとセットになっているものですよね。

このつくばいはどうだったのでしょう。

江戸時代から使われていたこのつくばい、色んな想像を掻き立てられるシロモノです!

 

そんな時代の貴重なつくばいを頂けるなんて、それはワクワクしてしまいました。

まずは、二百年分の垢を落とさせていただきます。

ふむふむ、これが二百年前の土か。落としながら、どうしてか、とてもありがたい気持ちに(笑)。

中も水を入れて洗い、また水を入れて。

何しろ重いんです。魚の水槽を掃除するためのポンプが役立ちました(笑)。

 

そして、やはり日本庭園風にしたかったので、レイアウトはこのように…


まずは正面から。

続いて、少し横の顔。いい仕事してますねぇ(笑)

そして最後はアップからも。気取って紅葉なんかを浮かべてみたり。水面に映る看板なんかもいちいち風情を感じます!

玄関が、とても素敵な景観になりました♪

いかがでしょう?何しろ、つくばいがもの凄い存在感!

 

明日から、ご利用者の皆さまにも見ていただきたいと思います♪

まど花にお越しの皆さま、ぜひこの二百年の時を超えた ”つくばい” ご覧下さい!

 

 

玄関にございます。ご来館のお客さま、このつくばいで手を洗ってからご入館いただきますようお願い申し上げます(笑)

冗談です(笑)

今回、このような歴史のある骨董を寄贈いただきました○○様、本当にありがとうございました。

まど花の玄関の顔として大切に扱わせていただきます!